放課後に居残って夜

調べたこと、気になったことなどをアーカイブする場所にしたい。 This is a place to throw a quick learn, study, and research of my random interests.

英検 ダブル受験やってみました 準1級と1級

 

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試験ブックレット

はい、題名の通りです。

 

2020年度第3回英検、従来型の英検を受けてきました。今はCBTもあるようです!

 

受験を思い立ったのは11月末くらい。帰国して半年経ち、英語のインプットが劇的に少なくなってしまったことへの焦りや、書籍をもっと楽しんで読むためには語彙力が必要だ、って反省などが、受験のきっかけでした。

たしか記憶では2級まで持っていた気がしたので、それ以外をダブル受験してみようと思って申し込みました。普段ベンダー試験ばかりなので、受験料が安く感じてしまいます。今時点では1級は10,300円、準1級は8,400円なのです。

結果が2月初旬のため、はてさて受かってるかどうかも分からない中ではありますが、貴重な経験でしたのでメモ残しておきます!

 

さて、やってみて思いましたが、ダブル受験はよっぽど頑丈な人向けだと思います。自信を持っておすすめ、とまでは、という感じです。文字通り一日に2回試験を受けるわけですが、2回目はどうしても集中力が持たなくなります。さてどうしてなのか。。。その答えは以下↓

 

申し込みして、受験票が2枚、それぞれの級で届き、以下のように記載がありました。

  • 準1級 8:30入場開始、9:20着席(説明開始)... (12時 5分終了予定)
  • 1級 12:40 入場開始、13:20着席(説明開始)... (16時20分頃終了予定)

当日席に着くまで、この終了予定時刻は多く見積もり過ぎでは無いか、と思っていました。 準1級は90分筆記、30分くらいリスニング、1級は100分筆記、35分くらいリスニングなので。。。

 

この疑問は当日晴れるのですが、

8:00 到着

8:30 準1級 入場開始

9:20 着席して、とアナウンス

10:00 試験開始

12:05 終了、その後玄関まで出される。

12:40 1級 入場開始

13:30 アナウンス

14:00 試験開始

16:05 終了

 

なんと、会場入りしてから1時間半も待たされるのです。もちろん最後の30分は説明が流れてマークシートをグリグリするわけですけど、ちょっと、この待ち時間2連チャンは辛すぎました。当然ノートか単語帳を見るわけですが、直前だし頭に入れる気も起きないし、かと言って寝るわけにもいかず、時間が長く感じました!

 

そしてホントに午後の試験までの休憩はわずかしかない。朝、コンビニで昼ごはんを念の為調達してたわけですが、これがなかったらもう机でお腹が空いて切なくなって試験どころじゃなかったことでしょう。

 

ちなみに当日はもちろんコロナ対策で消毒、検温がありました。ダブル受験の場合は、外には出ないけども2回検温、消毒とあったことも、ご想像の通りです。

 

頑丈な方向けのこのダブル受験ですが、当日私と同じようにダブル受験された方がちょうどお昼に座った隣の方々でした。彼らは、小学生。何年生かは分からなかったですが、彼の方はおそらく5−6年生、彼女のほうは3、4年生でしょうか。組み合わせも準1級と1級のようでした。これはすごい!脱帽です。いやとても真似は出来ません。

 

てなわけで試験は無事全問解ききりましたが、1級のリスニングは2問くらい右から左でした:)

 

さて、二次試験の投稿ができるかなぁー。一次試験の結果は2月8日から発表開始です。

 

どんな勉強したかとかは別の機会に。

 

Splunk Core Certified Power User 試験受けてきた

久しぶりにベンダー試験を受けました。簡単にまとめます。

  • 試験名:Splunk Core Certified Power User (SPLK-1002) 
  • 受験料:$125ドル+税、実質15,000円くらい払う感じでした。
  • 背景:お仕事でSplunkに触れる機会が多く、主に開発系の資格を取っていこうということで、試験を受ける流れに。
  • 受験時期:私は2020年12月に受験しました。PearsonVueでの予約、テストセンターでの試験なので、テストセンターの空き具合次第ですがいつでも受けれます。
  • 試験は60分、65問、ちょっとゆっくりしていられないです。解き終わったら見直しもできます。
  • 今現在、問題文は、英語しか無いです。。。でも過去問丸暗記で大丈夫そうでした!
  • 合格したら5−7営業日で自分自身のプロフィールなどに反映されるようです。こちらのサイトからデジタルバッジが届きますので、SNSなどとリンクが簡単です。https://www.youracclaim.com/
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最近の脅威

Emotet、メールに添付されたワードファイルを開くと、MSのアップデートを促すメッセージが出るようなものが発見されているようだ。ますます押してしまうかも。

Ransomware、name or shame、応じないと予め窃取した情報を不正に公開すると脅したり、DDoSするとか脅したりするようだ。これで金が稼げていることが良くわかる、攻撃の内容が進んでいるから。

ランサムウェアは、買えば良い。ということになってきたらしい。

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RaaS、ランサムウェア as a serviceという用語はもう驚かれる言葉ではなくなってきているようだが、ランサムウェアを作る何か、それを使ってサービスする何か、また拡散していく何か、そういったエコシステムがDarkWebには存在する。

 

自分で作る、DIYキットも売っている。出典元記事によれば、平均して10.5ドルほど、価格レンジとしては$3,000、なーんてのもあるようだ。

 

開発エンジニアが年間もらう給料の倍、それがランサムウェアの作成者のポケットに入っていく、そういう様子である。

 

被害者側では、$100くらいなら払って自分のデータをもとに戻す、が、あるアンケートで約6割の回答。

 

昨年に比べ、その市場は(違法だが)約2000%成長(620万ドル)のようだ。

 

データのバックアップを取っておくこと、というのはよく聞く対策の一つ。しかしバックアップが望むようにできていない、導入していない、など、このギャップを埋めるものを作っていくのが、今求められているのではないか。

また、BEC(ビジネスメール不正アクセス)のように、メールはセキュリティ対策をほとんどすり抜ける、フィッシングへの対策は、結局人への教育、認知向上、が最善、とある。ここのギャップも、埋めていくことが求められそうだ。

 

 

 

*1

 

エルゴード性

エルゴード性情報理論、マルコフ情報源のお話しをしているあたりに出てくる言葉。

その意は、時間平均と集合平均がイコールになる、、、ということ[1]。はて。

 

サイコロの例が特に多く、イカサマのないサイコロを一人が6000回振って、一つの目が出る確率の平均が求められる。

そして、今度は6000人の人が一度にサイコロを振って、一つの目がでる確率の平均が求められる。

この二つがイコールになるという仮定が、エルゴード性。とのこと。つまり情報そのものに偏りや「個性」がない、という言い換えになると。

 

人の行動をモニタリングした結果を、サンプリングして何か意味を見出そうとするときに、この性質は重要になるという指摘もある[2]。歪んだデータに対する出力のために間違ったレコメンドになるということだろうか。

 

エントロピーの計算も、このエルゴード性が成り立つ状態に対して演繹されているようだが、そもそも非エルゴード性の情報源については、どのように複雑なのだろうか。

 

[1] 

d.hatena.ne.jp

[2] データを読み解くリテラシー | NAIST Edge

君はJohn McAfeeを知っているか? -- Peer 150 Cyber Attic イベント参加記録

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シリコンバレーそのものを体現しているという触れ込みのPlug And Play Tech Center(Silicon Valley in the box)。技術系スタートアップの支援、投資家とのネットワークなど提供している場所で、Peer 150 Cyber Attic[1] という名のイベントに参加した。

 

目当ては、悪名高い(失礼)John McAfeeのキーノート。もちろん名前の通り、McAfeeを立ち上げリーディングカンパニーにした人物だが、薬物、殺人容疑など、何本も映画のネタになりそうな歴史を持っている [2]。

 

現在はビットコイン関連で注目を集めている。

 

---んで当日、冒頭のキーノートはキャンセル、そして夕方にSkypeで参加するというアナウンスがあり、そのトピックの内容は、TBD(つまり未定)。非常に、彼らしい。きっとベッドから起きられなかったんだろうと、こちらではそのネタで盛り上がった。

 

さて、イベントの順序は変わり、冒頭はこのイベントのスポンサーであるCylanceのMalcolm Harkinsによるキーノートとなった。彼はもとIntel、約四半世紀に渡りセキュリティリーダーとして活躍している。

 

ーVelocity、つまりスピードとその方向性のコントロールを併せ持った思考が私達には必要である。と彼は話す。急速に成長していくオフェンス、ディフェンス技術、その速度は大事だが、どこに向けて進んでいくか、がより鍵であり、それをVelocityという言葉で話していた。

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その「方向性」のなかで、見過ごしては行けないのはプライバシー。これは何かを設計していく段階から考慮する必要があり、あとから考えるのではダメだ、と。ー

 

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このあと、会場を分けて個別のセッション。SentinelOneによるトークもあり、サイバー保険について話をしていた。数値で示されて興味深かったのは、

現在セキュリティ業界規模は810億ドル市場、そのYoY成長は7.9%に及ぶが、その結果、、、誰であっても、何らかの形で攻撃を受けているという残念なものになっている。攻撃を避けていくのは難しそうだ。

この市場で、企業が、新しいセキュリティ製品や取り組みに費やすカネは約60億ドルと言われている。それに対し、サイバー保険に関係する費用は約32億ドル。つまり、新しくソリューションを導入するより、保険を買う方が安い。ということである。

f:id:spheremonk0126:20170921073428j:plainサイバー保険をソリューションの一つとしてパッケージングすることが、これからの世代に求められるのだ。

という点だった。

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John McAfeeは約束を守り、Skypeで登場した。香港からの帰国が伸びたために参加が叶わなかったと。この滞在、中国政府によるBitcoin関係の規制があるとかないとか、そのあたりが関係しているのだろう。

 

彼のトークはビデオにて。IoTの広まりに関してセキュリティとの関係を論じ、アンチウィルスだけでは攻撃者への対策は不十分であり、何か新しいアプローチで進んでいく必要がある、と彼自身が発言していることに、このあとの時代の趨勢を想像する。

 

偶然にも、彼がICOの規制に関して話を始めたとき、彼はフリーズした。誰か盗聴したのかもしれない。以下ビデオの終盤を御覧いただきたい。

youtu.be

 

同日、Plug And PlayにてCybersecurityプログラムの開始がアナウンスされた。この領域でチャレンジしたいスタートアップが参加し、3ヶ月掛けてサービスを仕上げていくというもの。特にIoT分野は、徐々にEnterprise向けに入ってきているとはいえ、十分なユースケースがなくまだまだである。このあたりを推し進める役になれば、また違った輝き方ができるかもしれないね。

 

[1] Peer 150 | 2017CyberAttic

[2] ジョン・マカフィー - Wikipedia

サイバーセキュリティコンサルティング企業の成長率ランキング(ガートナー調べ)

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CRN記事より。売上数字は2016年のもの。

 

サイバーセキュリティ市場は現在178億ドル。同市場のコンサルティングビジネスで成長している10社は以下の通り(カウントダウン):

10位:FireEye。成長率15%。売上7億ドル。インシデント対応の雄、Mandientを2014年に買収している(約10億ドル)。Mandientは、企業、政府機関が、フォレンジックや攻撃されたあとの沈静化を図る際に、頼りにされる会社。

 

9位:NEC。2016年の同社セキュリティコンサルティング売上規模は7600万ドル。成長率15.4%。脅威への防御、予防対策、ガバナンス、プラットフォームセキュリティ、コンサルティング(ペンテストや分析も含まれる)。

 

8位:Optiv。成長率15.5%、売上3億7300万ドル。OptivはFishNetとAccuvantが合併して2015年に誕生。買収を繰り返し成長。#Cylanceの筆頭パートナー。現在はKKR&Coに買収されている。

 

7位:BT。成長率17.5%。特に、大企業向けの優れた可視化及びリスク低減に強い。マネージドセキュリティ、コンサル、インテリジェンス、など。売上2億4000万ドル。

 

6位:CGI。成長率17.6%。売上9600万ドル。グローバル規模でのSOCビジネス。IdM、内部脅威予防、マネージドセキュリティ、セキュリティ製品の評価テストなど。

 

 5位:PwC。成長率17.8%。売上19.5億ドル。コンサルティング会社として最大規模で、サイバーセキュリティコンサルティング領域に入り込んできた。ロンドンを拠点とするOutbox Group、Praxismの買収などで勢いを付ける。

 

4位:Intel。成長率20%。売上9800万ドル。しかしながらこの実績の背景には、Intel Security(現在はMcAfeeに逆戻り!)があったのであり、この4月にTPG Capitalに42億ドル規模で売却しているため、セキュリティ戦略への変化が見られる。

 

3位:Wipro。成長率21.1%。売上2億5100万ドル。インド系。リスクアセスメント、セキュリティ運用、ロードマップの構築、サイバーインシュランス、マネージドセキュリティなどを提供している。

 

2位:SecureWorks(Dell)。成長率29.5%。売上8700万ドル。2016年にIPO

 

1位:Leidos。成長率82.1%(?!)。売上2億8500万ドル。この背景は、ロッキードマーチンの情報システム・グローバルソリューションビジネスとの合併(2016年)がある。

 

オーガニックな成長、買収による成長など要因は様々なようです。McAfeeが出たり入ったり。政府系にも非常につよいMandientがFireEyeの同セクションをどんどん盛り上げていく予感がします。

 

出典元:

www.crn.com