放課後に居残って夜

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サイバーセキュリティコンサルティング企業の成長率ランキング(ガートナー調べ)

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CRN記事より。売上数字は2016年のもの。

 

サイバーセキュリティ市場は現在178億ドル。同市場のコンサルティングビジネスで成長している10社は以下の通り(カウントダウン):

10位:FireEye。成長率15%。売上7億ドル。インシデント対応の雄、Mandientを2014年に買収している(約10億ドル)。Mandientは、企業、政府機関が、フォレンジックや攻撃されたあとの沈静化を図る際に、頼りにされる会社。

 

9位:NEC。2016年の同社セキュリティコンサルティング売上規模は7600万ドル。成長率15.4%。脅威への防御、予防対策、ガバナンス、プラットフォームセキュリティ、コンサルティング(ペンテストや分析も含まれる)。

 

8位:Optiv。成長率15.5%、売上3億7300万ドル。OptivはFishNetとAccuvantが合併して2015年に誕生。買収を繰り返し成長。#Cylanceの筆頭パートナー。現在はKKR&Coに買収されている。

 

7位:BT。成長率17.5%。特に、大企業向けの優れた可視化及びリスク低減に強い。マネージドセキュリティ、コンサル、インテリジェンス、など。売上2億4000万ドル。

 

6位:CGI。成長率17.6%。売上9600万ドル。グローバル規模でのSOCビジネス。IdM、内部脅威予防、マネージドセキュリティ、セキュリティ製品の評価テストなど。

 

 5位:PwC。成長率17.8%。売上19.5億ドル。コンサルティング会社として最大規模で、サイバーセキュリティコンサルティング領域に入り込んできた。ロンドンを拠点とするOutbox Group、Praxismの買収などで勢いを付ける。

 

4位:Intel。成長率20%。売上9800万ドル。しかしながらこの実績の背景には、Intel Security(現在はMcAfeeに逆戻り!)があったのであり、この4月にTPG Capitalに42億ドル規模で売却しているため、セキュリティ戦略への変化が見られる。

 

3位:Wipro。成長率21.1%。売上2億5100万ドル。インド系。リスクアセスメント、セキュリティ運用、ロードマップの構築、サイバーインシュランス、マネージドセキュリティなどを提供している。

 

2位:SecureWorks(Dell)。成長率29.5%。売上8700万ドル。2016年にIPO

 

1位:Leidos。成長率82.1%(?!)。売上2億8500万ドル。この背景は、ロッキードマーチンの情報システム・グローバルソリューションビジネスとの合併(2016年)がある。

 

オーガニックな成長、買収による成長など要因は様々なようです。McAfeeが出たり入ったり。政府系にも非常につよいMandientがFireEyeの同セクションをどんどん盛り上げていく予感がします。

 

出典元:

www.crn.com